【コラム】ボードゲーム製作にもちょっぴり役立つ?視覚障害を知ろう (3)確認に使えるアプリ・他まとめ

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カラーチェック

視覚障害対策シリーズもようやく最終回です。元々は自分用の備忘録のつもりでしたが、予想以上に色々な方に見て頂けたようでびっくりしています。

大事なことですが、どんな対策をしても「二次元情報だけでは全ての視覚障害者には対応できません」。語弊があるかもしれませんが、平面上のデザインにいくらこだわったところで、全盲の方には全く通じません(エンボスやUV印刷等の凸凹、質感(手触り)、音声情報、人的サポート等が必要です)。あまり深く考えすぎず、使用する色で迷った時の豆知識程度に読んでいただければと思います。

ということで、この記事では色の確認ができるシミュレータの紹介や参考URLなどをさくっとまとめていきたいと思います。

【REVIEW】
(1)見え方の違いを知る
(2)見やすさのポイントを知る


1.シミュレータを利用する前に

  • 大前提
一番初めの記事でも書きましたが、「見え方は人それぞれ」です。シミュレータで(自分が)判別出来たからといって、万人が判別できるわけではありません。シミュレータを盲信でず、あくまでも見えにくさの参考データとして扱いましょう。

  • シミュレータいらずの確認方法
シミュレータの紹介なのに先に書いてしまうのはちょっとおかしい気もしますが、以下の方法よりもっと簡単な方法があります。それはモノクロ状態でプレビューすることです。画像処理ソフトならグレースケールモードやレイヤーの脱色、Wordなどのテキストエディタなら白黒印刷など、彩度がなくても明暗だけで判別できるのならば、おそらく問題は少ないでしょう。


2.スマホで簡単に確認する

ここで挙げるまでもないほど有名だと思いますが…。スマートフォンやタブレット端末の普及が進む今では、一番お手軽に確認できるツールだと思います。C型(色覚正常)と、D型、P型、T型の各色覚パターンをシミュレートでき、カメラを利用して比較写真を撮影することができます。
今回調べてみて気が付きましたが、Web Editionも存在するようです。


3.パソコンで確認する

ImageJ」という画像解析ソフトウェアに「VischeckJ」というプラグインファイルを組み合わせると色覚パターンのシミュレーションが可能です。どちらも英語サイトですが、東京慈恵会医科大学 岡部正隆教授と東京大学 伊藤啓准教授の色盲の人にもわかるバリアフリープレゼンテーション法にて詳細なインストールガイドが掲載されています。

  • IiiustratorやPhotoshopで確認する(CS4以降)
私のPCにはどちらも導入されていませんので聞きかじりですが、2008年12月に発売されたCS4よりCUD校正ツールが標準搭載されているようです。(CUDOが技術提供とのこと)
該当バージョンを導入されている方は一度確認してみてはいかがでしょうか?


4.色覚異常以外のシミュレーション方法

薄々気付いていらっしゃる方もいると思いますが、ここまでの内容は色覚異常のシミュレーションに関するものです。視覚障害についてのシミュレーションは、例えば画像に強めのぼかしをかけてみるなどがありますが、実際に体験したい場合はこんなアイテムがあります。
購入だと結構な金額ですが、視覚障害体験そのものは全国で様々な団体がワークショップを開催しています。
その他、インターネットから手作りで体験具を制作しているページを見つけましたので、リンクでご紹介します。


5.参考URL

ここまで長い内容を読んでいただいた方の中には、きっともっと本格的に勉強してみたいと感じた方がいらっしゃると思います。折角ですので、参考になりそうなURLをいくつか掲載しておきます。

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