【問題集】No.4 紳士協定強制締結

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問題集No4

先日ちょっと一部で話題になった「ボードゲームにおけるイカサマについて」について、折角なのでこんな問題を考えてみました。
麻雀の写真はなんとなくです!別に麻雀でイカサマを連想するとか。そんなことはない・・・はず・・・!

【お願い】
出題した問題の解答は1~2週間程度の間をおいてアップする予定ですが、お約束はできない状態です。気長にお待ちください。
また、問題を解かれた方につきましては、当記事のコメントやツイッターでのコメントなどで「回答」をお書き頂かないようお願い致します。非公開の手段での回答や、解った旨のみをコメントして頂くことは問題ありません。



テーブルゲームの目的を尋ねれば多くの人が「楽しむこと」と答えると思います。
そんな中、イカサマを試みることの無意味さはここで改めて語る必要性もないでしょう。
我々がプレイヤーあるとき、イカサマについて考慮する必要性はほぼありません。というよりも、そんなことが必要な環境はあまり想像したくありません(笑)

一方で、我々がゲームを創る時、それが故意であれ、過失であれ、ゲームのルール(暗黙の了解を含む)に反する状況が発生してしまうことは望ましくないと私は思っています。例えば・・・

・ 各プレイヤーは自分の手番で相手の手札のカード1枚を予想して、宣言する。
・ 相手はそれがあっているかどうかを言う。
・ あっている場合は公開して、失点を受ける。
・ その後、自分の手札から1枚を選んで山札に戻し、シャッフル後、1枚カードを引く。
・ 手番が時計回りに移動する。


こんなルールがあったとします。もちろん、宣言を受けた相手は正直に答えなければいけません。しかし、それが事実と違っても(あっているのにあっていないと言ったとしても)、それを証明する術がありません。このルール違反が過失であっても、ゲームの流れはそこで途切れてしまいます。

こういった事態が発生しない様にルールを創るほうが良いでしょう。
当然、プレイヤーはそんなルール違反をしないはずですが、疑いのかけらをわざわざルール上に残すこともありませんし、こういった曖昧さを含むゲームは競技性を持つことができません。


前置きが長くなりましたが、今回はゲームによっては大会もよく開かれるトリックテイクの「マストフォロー」に注目しての出題です。使用するカードはジョーカーを抜いたトランプ。こんなルールを基本にしましょう。

(1) プレイヤー全員に手札としてトランプを配りきる。(4人だったら13枚ずつ)
(2) 親は手札からカードを1枚場に出す。
(3) 他のプレイヤーは親から時計回りにカードを1枚づつ場に出す。
(4) このとき、親の出したカードと同じスート(マーク)のカードを出さなければならない。
(5) そのスートのカードが1枚も手札ない場合のみ、好きなカードが出せる。

(6) 場に出ているカードのうち、最も強い(基本的には数字が大きい)を出したプレイヤーが場に出ているカードを全て受け取る。
(7) この方法で受け取った手札と分けて置く(取り札)。これが得点になる。
(8) 受け取ったプレイヤーが次の親となり、手札が無くなるまで(1)~(7)を繰り返す。


実にノーマルなマストフォローのトリックテイクです。
(赤字の部分がマストフォローと呼ばれるルールですね。)

【問題】
さて、これを前提とし、変更点を加えたいくつかのオリジナルルール(言うほどでもない)を以下に記しますので、それぞれ「マストフォローの違反を証明できないもの」には「×」を、「証明できるもの」には「〇」を。どちらともいえないものには「△」をつけて、その理由を考えてみてください。

【例】
変更点なし。通常のマストフォロー。 
【答】 
違反があったととしても、そのプレイヤーが手札を使い切るまでには、必ず無いはずのスートのカードが場にだされるため。

【Q1】
手札が残り1枚になるまで(1)~(7)を繰り返し、手札に残った1枚と同じスートの取り札を得点とする。

【Q2】
手札が残り3枚になるまで(1)~(7)を繰り返し、手札に残った3枚と同じスートの取り札を失点とする。

【Q3】
手札が残り3枚になるまで(1)~(7)を繰り返し、裏向きのまま、全員の手札を集める。よく切りなおした後、全員にそこから1枚づつ配り、これと同じスートの取り札がそのプレイヤー得点となる。

【Q4】
手札が残り6枚になった時点で、全員の手札を裏向きで集めて、山札を作り、手札として6枚づつ配りなおす。

【Q5】
手札が残り6枚になった時点で、全てのプレイヤーは自分の手札を全て左隣のプレイヤーに渡す。受け取った手札でゲームを続行する。

【Q6】
マストフォローをスートではなく、色で制限する。
(例:ハートを親が出したときに同じ「赤」であるダイヤをだしてもよい。)

【Q7】
マストフォローをスートではなく、色で制限するが、「スペートのA」が誰かの取り札になった後は通常のスートによるマストフォローとなる。つまり、ゲームの途中でマストフォローの制約が厳しくなる。

【Q8】
通常のスートによるマストフォローだが、、「スペートのA」が誰かの取り札になった後はマストフォローをスートではなく、色で制限する。つまり、ゲームの途中でマストフォローの制約が緩くなる。

【Q9】
マストフォローをスートではなく、数字で制限する。他のプレイヤーは親がプレイしたカードのランクの、倍数ないし約数のカードをもっているならば、その中から1枚を場に出さなければいけない。

【Q10】
手札を4枚づつ使った時点で、全てのプレイヤーは手札からカードを1枚選んで、テーブル中央に裏向きにしておく。終了時に最も取り札の枚数が多いプレイヤーは、テーブル中央に置かれたカードから無作為に1枚を引き、そのカードのランクの分だけ得点する。

ルールや暗黙の了解を守ることは、人として当然のモラル。しかし、ルールを定める者が、それを実行しやすいように努めてもバチがあたるわけではありません。
普通はちょっと考えないかもしれない変わった視点からの問題ですが、頭の体操にどうぞ。


  


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