同人ゲームを買う時の一つの選択基準として「コンポーネント買い」というのがあると思います。(…ありますよね?)
生産数の少ない同人ボードゲームの利点(?)を最大限に活かし、手作りで素晴らしいコンポーネントを作っている方々には本当に頭が上がりません。ゲームについてあれこれ考えているうちはコンポーネントも豪華に!可愛く!などと考えますが、実際に製作計画を練る頃には予算や時間・そして技術的な問題から断念することが多いです。
というわけで、今回の記事ではハンドメイドで製作されたコンポーネント類を勝手にピックアップしてレポートします。主観を多く含む内容になりますので、苦手な方はご注意ください。
紙ねんど+成型

- 仔ぶた急便 (チームきりたんぽ)

厚紙+カール加工?

- キノコハンターズ (たなごころ)
カードには紙管のような厚手の素材が使われており、しかも積み上げやすいようにカードにクセを付けてあります(取札を山状に積み上げるための措置だと思います)。

軽い紙ねんど+型抜き/絞り出し

- 王様のマカロン (鍋野企画)
飾っておくだけでも可愛いマカロンコマがわらわら入っています。しかも巾着袋やランチョンマットや箱までお手製(写真は増版分なのでランチョンマットの印刷が簡素版です)。脱帽です。手先な不器用な私にはとても真似できません。メインのマカロンは紙粘土で作られているようで、なんと少し前に作者さんのブログで製作方法が公開されています。私が語るよりもそちらを確認いただいた方が正確だと思いますので是非リンク先で確認してください(生地編/クリーム編)。

樹脂+成型
- ワリトリペンギン (Junias)
ペンギン型のスタートプレイヤーマーカーと、ペンギンデザインのコマが非常に愛らしいですね。
樹脂をゴム型に流し込んで成型した後に染色しているそうです。文字にすると簡単ですが、ハンドメイドでこれをやるのはかなりの労力とコストが必要です。完全にプロの仕事です。作業動画を是非拝見したいものです・・・・。
なお作業中の様子は、アートワーク担当の井上さんのブログで公開されています。
量産できないのも納得のこだわりコンポーネントですので、再販の暁には今度こそゲットしたいものです。
チョロQ改造

- トゥールハンマー! (書を守る者)

以下はゲームではありませんが、誰もが一度は考えたことがある&実現にはなかなか至っていない取り組みだと思いますので、自分の備忘録として掲載させていただきます。
3Dプリンタの活用
- 3Dプリンタでコマ作り (Open Design Games)
ということで、Open Design Gamesのfullkawaさんが実際に出力してみたレポートがこちらです。勉強になります。
消しゴム&レジン樹脂で型作成
- 新コンポーネント開発1 (ショーナンロケッティアズ)
ショーナンロケッティアズさんの次回の作品では実際にこのコマがコンポーネントとして入るようなので(誤情報でしたらすみません)、実物も要チェックですね。
おまけ(ハンドメイドの備忘録リンク)
- FabLab Japan
- Makers’ Base
- Qubrick(3Dデータコミュニケーション)
- レジン講座Part1(エポキシ樹脂について学ぼう)
- レジン講座Part2(プロクリスタル880の使い方について)
- セリアの型取り材を使ってみる
- オレンジの作り方(軽量粘土)
- 油粘土の可能性
備忘録その1となっていますが、その2は未定です。可愛いコンポーネントを見つけたら突発的に書くかもしれません。書きたいゲームはまだまだあるのですが、手元にないと写真の調達が難しいのが難点ですね。