【解答】No.5 どっちを選ぶ?「プレイ&ドロー」「ドロー&プレイ」

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解答No5

気が付いたら、ずいぶん間が開いてしまいました。
さすがに、そろそろ回答編をあげましょう。
ドローとプレイの順番に関する細かい話です。

【解答記事です!】
この記事は既に出題している問題の回答です。一度問題をご覧頂いてからお読みください。(対応する問題を参照しながら見てください)また、この解答・解説が必ずしも正しく、唯一のものとは限りませんので、参考程度にお読み頂ければ幸いです。

【問題集】No.5 どっちを選ぶ?「プレイ&ドロー」「ドロー&プレイ」



さて、「プレイ&ドロー」だとか「ドロー&プレイ」だとか、ちょっとかっこつけてそれっぽく書いてきましたが、とどのつまりが「手札へカードを引く(補充する)タイミング」の話になります。

カードを使ってから?それとも使う前?
どれによってどんな違いがあるのでしょうか。


「プレイ&ドロー」から考える

問題では麻雀の例をあげましたが、そもそもどう違うのか考えてみましょう。
カードを使う前、例えば手番の最後にカードを引く場合を、手番の最初に引く場合と比較して考えます。

最初に意見があがりそうなのが、「今引いたカードをその手番中に使えない」という点です。ドローを先にしたほうが、選択肢が1枚(あるいは何枚か)増えることになりますね?でも穿った視点からみると、これはまやかし。
問題のときの麻雀ではさらっと流しましたが、これは手札の初期枚数・保持枚数の関係でいくらでもやりくりが可能です。
麻雀では14枚最初から持っていれば、選択肢は変わりません。
選択肢を減らさずに「ドロー&プレイ」を「プレイ&ドロー」に変更したいならば、「同じ手番の最後に引くことにする」のではなく、「前の手番の最後に引くことにする」を選べばよいだけですね。前倒しましょう。

さて、そうするとこの2つには大した違いがないことになります。
実際、根本的には大した差はありません(笑)

しかし、「プレイ&ドロー」には確実なメリットがあります。それは長考緩和です。
他のプレイヤーの手番が終わってから、選択肢が増える「ドロー&プレイ」では、他のプレイヤーの手番中に自分の手番でやることを考えることが難しくなってしまうからです。
ゲーム中の変化を見ながら、ある程度考えておくことは可能です。しかし、そのあと増える手札次第というケースももちろんあり、ゲームをスムーズに進めるために採用するべきは「プレイ&ドロー」であると私は思っています。

sercretトレーディングカードゲームの世界では、元祖トレカといって差し支えないであろうマジック・ザ・ギャザリング(MTG)の影響か、「ドロー&プレイ」が多く採用されています。しかし、必ずしも全てのトレカでそれがベターかと問われば、かなり疑問です。
右の図は私が最近、暇を見てついついやってしまうトレカ風ネットゲーム「HearthStone」のカードですが、相手手番で一切プレイすることのないこのゲームにおいて、どちらかというと「プレイ&ドロー」が採用されるべきではないかと思っています。(実際には「ドロー&プレイ」、手番の頭にカードを引きます。)
麻雀で「プレイ&ドロー」を採用する場合も、多少なりとも長考緩和のメリットは存在するでしょう。


それでも「ドロー&プレイ」!

これでドミニオンやボーナンザが、「プレイ&ドロー」である理由の概要は納得できたことにしましょう(笑)

しかし、本題の麻雀やMTGは「ドロー&プレイ」を採用しています。
こういうケースは、そのゲームの持つルールとの組み合わせで、採用されていることになります。
麻雀だって、切る時間のことだけを考えれば「プレイ&ドロー」のほうがよいのかもしれません。しかし、麻雀はHearthStoneと異なり、他のプレイヤーの手番にやることがあります。

具体的には
・ポンやチーなどの鳴き
・ロン(14個目の牌は誰かが捨てた牌で代用し、アガリを宣言)


このあたりは他のプレイヤーの手番中に14個の牌を持っていると、ルールとして成立させることが難しくなります。
問題ではロンぐらいしか触れませんでしたが、リーチ後の「アガリでなければツモ切る」というルールも「前の手番の最後に引いた牌を捨てる」という非常に証明しにくくプレイアビリティの低いルールに変更する必要性がでてしまうでしょう。
またMTGでは相手のターンにカードをプレイする場合はあります。ドローを前倒してしまうと「相手の手番中に選択肢が予定より増えてしまう」という問題が発生することになってしまいます。

ルールの組み合わせという視点以外にも、「ドロー&プレイ」には、相手の手番終了時まで自分の選択肢がわからないというドキドキ感や、ちょうど良いカードを引いた時の快感を増す作用があるのかもしれません。(これはだいぶ個人差がありそうなので、私はメリットして言い切りたくはありませんが)


まとめ

考えることが多いゲームであるほど、基本的には「プレイ&ドロー」(手番の最後あたりに手札追加・手札補充)を採用しよう。
「ドロー&プレイ」は他のルールとの組み合わせで採用すること。特に他のプレイヤーの手番でできることがあるゲームは採用の可能性大!

という、個人的な意見を綴ってみました(笑)
毎回のように書きますが、製作者の皆様に置きましてはくれぐれもこの記事の内容に縛られることなく、ゲームをデザインして頂ければ幸いです。


 


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