【コラム】ボードゲーム製作の資金繰り表を作ろう!

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資金繰り表を作ろう

ゲームマーケットが差し迫ってきたためか、ところどころで製作資金に関する囁きが聞こえてきます。勿論、余裕をもって運用するに越したことはないのですが、資金の流れ(キャッシュフロー)を想定するための一手法として「資金繰り表」をご紹介してみようと思います。

※大雑把な説明ですので、ちゃんとしたものを作りたい方は是非ものの本を買って勉強して下さい。


(1)資金繰り表とは

会社の資金繰りが~だとか、今月末は資金繰りが~などと聞いたことがあると思います。資金繰りとは、資金(現預金、及び現金同等物)の残高が常にプラスを維持できるよう、将来の収入・支出の計画に基づいて資金の調達等を行い、残高を管理することです。そしてそれらを書き出して時系列順にまとめたものが資金繰り表になります。

どんなに良いものを作れるアイディアがあっても、材料費や外注加工費の支払いができなければ絵に描いた餅になってしまいます。
特に自転車操業的にゲーム製作をしている場合、前作の売上がないと新作が作れない!であるとか、委託先からの入金がないと印刷代が捻出できない!といった恐ろしい状況が稀に発生するようです。ご利用は計画的に!


(2)資金繰り表を作る

大雑把で構いませんので、収入予定と支出の予定を項目別・時系列で表にしてみます。
ここからはExcelで実際に作成しながら見ていきましょう。

1.期間を決める
期間の区切りは自分の管理しやすい区切りを設定します。
毎月、毎週、毎日、あるいは決まった周期にとらわれずに、1日~給料日前日、給料日当日~末日といった区切りでもOKです。ゲームマーケットのある月は3つに区切り、~GM前日、GM当日、GM翌日~でも良いかもしれません。お金が大きく動く(資金繰りが不安な)期間は少し細かく分けておくとベターです。
資金繰り表1

2.項目を決める
収入・支出の項目は思いつく範囲で書き出します。計算はExcelに任せますので、いくら細かくなっても構いません(煩雑にはなりますが)。
書き出しのポイントは、目に見えている大きな支出項目(GM遠征費、コンポーネント調達代など)は忘れずに書くことです。当たり前のことですが、資金繰りはその当たり前ができなくなった時に破綻します。気を付け過ぎるということはありません!
資金繰り表2

3.金額欄と合計欄を作る
表の体裁を整えると、ぐっと「それっぽく」なりますね。
収入と支出にはそれぞれ小計行を、そして収入と支出の差引欄を足し、前月繰越(または前期繰越)、月末残高(期末残高)を更に下に追加します。念には念を入れて補足すると、前月繰越は月初めに所持していた資金金額、月末残高はその月の最後に残るはずの資金金額です。
資金繰り表3
 ↓
資金繰り表4

4.金額を記入する
入れ物が出来上がったところで、各項目の数字を当てはめていきます。今回はとりあえずで三か月分の欄を設けてみました。
まだ将来の収入なんてわからない!という場合は少し低めに書いておきましょう。不安ならばゼロでも構いません。逆に不確定な支出は少し高めに書いておくと、事故が起きにくいと思います。
資金繰り表5

5.できました。
6月後半以降がすかすかに見えますが、おそらくゲームマーケット合わせで動いているとこのような感じになるかと思います。これはあくまも予測数値ですので、頑張ってみたい方は各欄を2つに分け、予測と実績を記入していくようにすると、収支予測の訓練にもなると思います。(経験値が上がると、かなりの精度で資金繰り予測ができるようになるそうです)

6.おまけ
今回の記事を書くにあたって作成したExcelを公開させていただきます。「資金繰り表 書式」などでぐぐれば本格的なものは山ほど見つかるのですが、ゆるーい表でやってみたい方は是非お試しください。

PASSは『bgcf』です。



  


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